#122 ちょっと珍しいフリーウエイト器具「シールロウベンチ」

スクワット、ベンチプレスといったベーシックなフリーウエイトトレーニング種目は、例えばマシンのチェストプレスやレッグエクステンションのように、特定の1種目を行なうためにそれぞれ1台の器具が必要というわけではなく、基本的にラックとベンチさえあれば実施することができます(バーベルやプレートはもちろん必要ですが)。
そんな中である1つの種目を行なうためのフリーウエイト器具というのもあって、その1つが今回ご紹介する「シールロウベンチ」です。

あまりトレーニングに詳しくない方からすると何をする器具なのか分からないかもしれませんね。
このベンチにうつ伏せに寝てバーベルを引く「シールロウ」という種目を行うための器具です。
簡単にいうとベンチプレスの逆の動きになるでしょうか。
実際に「ベンチプル」という名前で紹介されていたりもします。

こういった器具やトレーニングがある事は学生時代(2003年頃?)に聞いたことはあったのですが、実際にシールロウベンチが置いてあるジムを見たことがありませんでした。
機会があれば体験してみたいなとずっと思っていましたが、数年前に商品として販売していることを知り購入することに。
サイズが縦140cm、横幅125cm、高さ110cmほどあるので置けるどうかか心配でしたが、既存の器具を少し移動しつつ、良い感じで場所を確保できました。

なお、こちらはモリヤ製のものでシールロウ専用のバー(引いた時にバーとベンチが干渉しないよう真ん中がUの字型になっています)も付属しています。

実際の動きはこんな感じです。
シールロウのメリットは何といっても姿勢の取りやすさ。
同じ「ロウ(前から後ろに引く動き)」の代表的なフリーウエイト種目として「ベントオーバーロウ」が挙げられますが、こちらは姿勢の維持に腰や臀部・ハムストリングといった背部の筋力や柔軟性を必要とする種目なので、純粋に引く動作や背中の筋群だけに集中するのが難しかったりします(もちろんベントオーバーロウがきちんとできることは大切です)。
対してシールロウは基本的にはベンチにうつ伏せに寝るだけなので、特にバランスを取ったり、足で踏ん張って床やフットプレートなどを押して動作中に姿勢を維持する必要もありません(フォームによってはバーを引く際に胸椎の伸展を出すために腹圧をかけて少しお腹でベンチを押すような動きが入ることがありますが)。
姿勢維持が楽な分、肩甲骨や胸椎の使い方、周辺の筋群の動きにより意識を向けられますし、限界に近い重量×回数でセットを行なうといった場合でも腰への負担を気にすることなく追い込むことができます。

なお、この種目は先述したように専用のシールロウバーがないと最大可動域で動作できない可能性(完全に引ききる前にバーがベンチに当たってしまう)がありますが、このようなグリップツールを使えば通常のバーでも可動域を気にせずにトレーニングできます。

重量よりも可動域を優先にして最後までしっかり引ききることを目的にやるも良し、高重量を用いてドカンと負荷をかけていくも良し。
マシンのような安定性がありながら、自由度のあるフリーウエイトで高重量も扱え、ケガのリスクも低い。
一般ジムにもぜひ導入してほしい器具の1つですね。

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宇都宮市のパーソナルトレーニングジム
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◆編集後記

クライアントからいただいたアメリカ旅行のお土産。
どの州のどこに行かれたかは一目瞭然ですね(笑)。