#41 筋トレの質を高めるオススメのシューズ
先週、インスタグラムの方でクライアントさんのシューズをご紹介しました。
筋トレは多くの球技と違って、実施するにあたってそれほど用具が必要な運動ではありませんが、唯一気にすべきものと言ったら「シューズ」でしょう。
よく話題になるトピックなので、ネットでもたくさんの記事が出てきますが、いい機会なので当ブログでもご紹介したいと思います。
筋トレ時に避けたいシューズ
まずは逆にオススメでないものを。
これはズバリ、ランニングシューズですね。
理由は安定性に欠けること、これに尽きます。
ランニングシューズは衝撃を吸収するためのクッション性を強化しているため、靴底が柔らかいのですが、スクワットやランジといった種目では特に足元がふらつかないように安定させておくことが重要になりますので、高いクッション性はかえってマイナスになってしまうのです。
オススメは靴底が薄くて硬いシューズ
ランニングシューズのコンセプトとは真逆で、クッション性はなくてもいいので、できるだけバランスが取りやすく安定性の高いものが筋トレに向いています。
具体的にはソールが薄くて硬めのシューズです。
フットサルシューズ
私も以前はずっとフットサルシューズを履いてトレーニングしていました。
トレーニング用のサッカーシューズとよく間違われますが、フットサルシューズの方が裏にボツボツが無い分、ソールが薄くてフラットです。
フットサルシューズは価格も安価なものからあり、種類も豊富でどこのスポーツショップにもだいたい置いているので、きちんと試着して購入できるのもメリットです。
アディダスの「トップサラ」というシューズが非常に履きやすく、何度か買い替えながらずっと履き続けていたのですが、調べてみたら現在はもう作っていないようです。
クロストレーニングシューズ
こちらはナイキが出しているメトコンというクロストレーニングシューズ。
筋トレだけでなく、ランやジャンプ、方向転換など様々な動きに対応できるオールマイティなシューズといった感じです。
ソールもフラットで薄め(身長測定をしてみたところ+1.3cm)。
フットサルシューズや後述するウエイトリフティングシューズと違って、軽くて通気性もあります(硬さはこれらと比べると少しだけ柔らかめです)。
特にフィットネスジムなどでは筋トレだけでなく、トレッドミルでランニング等をされる方もいらっしゃると思いますが、そのような方にはこのメトコンが一番良いかもしれません。
ただ難点は、スポーツショップでなかなか売っていないので試着ができないこと。
ナイキの公式サイトでは返品や交換も無料でできますが、返送などにも手間がかかりますし、買う側からするとマイナスポイントですね。
ただ、シューズ自体はとても履きやすく、非常にオススメです。
ウエイトリフティングシューズ
ソールが硬いので、安定感が非常に高いウエイトリフティングシューズ。
筋トレ愛好家の中にも愛用者が多くいます。
また、ソールが硬いだけでなく踵部分が高くなっているのが特徴です。
踵が高いと背中や腰をまっすぐに立てたまま深くしゃがみやすく、これはウエイトリフティング競技で良いパフォーマンスを発揮する(良い記録を出す)上で重要な要素になります。
左はアディダスのパワーリフト、右はナイキのロマレオスというモデルです。
パワーリフトはリフティングシューズの中では踵の高さは比較的低め(身長測定では+2.3cm)。
競技志向の方には物足りないのかもしれませんが、筋トレでいえば踵が高いことでかえってやりにくい種目や動きもあります。
単純に筋トレのみで使用するのであればソールも薄めで硬く、安定感もあるので個人的には一番オススメです(実際に私も5年前からこのパワーリフトを履き続けて、現在3足目です)。
一方ロマレオスですが、こちらは踵がかなり高く(身長測定では+2.8cm)、純粋に筋トレだけをするというよりは、ウエイトリフティングのためのシューズといった印象です。
実際にこのモデルを履いているトップレベルのウエイトリフターも多いですね。
ウエイトリフティングシューズは普通のスポーツショップではまず見かけませんが、この2足に関してはそれぞれ公式サイトで購入することができます。
用途を明確にする
ソールが薄いという点で言えば、レスリングシューズや地下足袋、数年前に流行った5本指シューズなども当てはまるので、筋トレ向きかもしれません。
実際にこれらを履いてトレーニングされている方もいらっしゃいます。
一言におすすめシューズといっても、行うトレーニングは
「完全に筋トレのみ」の人もいれば、筋トレだけでなく
「トレッドミルでランニングもする」
「クリーンやスナッチといったウエイトリフティングもする」
「走ったり跳んだり方向転換したりといったフィールドトレーニングもする」
という人もいるでしょう。
厳密にいえば、実施するトレーニングのタイプによって、最適なシューズは変わってきますし、中には数足を用途に合わせて使い分けている人もいますが、特に初心者の方であればそこまでしなくても良いと思います。
目的や予算、デザインの好み等に合った1足を見つけていただければと思います。
また、今回ご紹介したようなクロストレーニング、ウエイトリフティング、ジムトレーニングといったジャンルのシューズはASICS(アシックス)、Reebok(リーボック)、Inov-8(イノヴェイト)など他にも様々なメーカーから発売されています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
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宇都宮市のパーソナルトレーニングジム
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「ERSTRE(エアストレ)」
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◆編集後記
欧州サッカーがいよいよ開幕です。
今シーズンも睡眠時間をうまくやりくりしつつ、楽しんでいこうと思います!