#101 クライアントのトレーニング記録・管理
つい最近、自身のトレーニング時に記録をしているトレーニング日誌(ノート)を新調。
振り返ってみると、1ページ目が2017年10月。
上の写真のノートがそれですが、4年使っていたのでボロボロです。
トレーニング記録を残しておくことの重要性についてはだいぶ前にも記事にしていて、現在もずっとそれを継続しています。
指導時の記録
指導時も基本的には同じで、クライアントごとに作成した記録用紙に書き込んでいくスタイルです。
現在はタブレット端末で記録や管理をしている指導者の方も増えているのではないでしょうか。
実際にジムの経営者・トレーナー向けのクライアント管理アプリやサービスもあるようです。
私も「iPad Proに書き込んで電子データで管理したら、仕事ができる風でかっこいいなぁ」なんて考えて、実際にお店で書き心地を試してみたりしたのですが、結局は紙に書き残す方法が一番しっくりくるんですよね。
作成する記録用紙もオリジナリティに富んだ特別なものではなく、クライアントごとの設定(ラックやベンチ、マシンの調整位置など)やルーティンワーク(ウォームアップでのモビリティドリルなど)、注意点等を予め入力しておき、それを印刷しただけのシンプルなものです。
用紙の大部分は余白なので、そこに実施した内容(種目や重量×回数、セット数などの変数)と詳細を書いていきます。
この詳細というのは例えば「◯◯◯でどういうエラーが出た」「フォームに対して◯◯◯と声かけをしたらうまく修正できた」「クライアントからこんな反応が返ってきた」「次回のセッションでは〇〇を取り入れてみよう」など、その時に起きたことや感じたことです。
後日そのセッションを振り返る時や、今後のトレーニングプログラムを計画する上でも毎回のセッションの情報はとても重要で、時間をかけて出来るだけ細かく書き残しておいています。
動画で残す
重量や回数などの数値だけだと分からないのが、エクササイズのフォームといった動きの部分。
ここに関しては動画で撮っておくのが手っ取り早いです。
例えばあるエクササイズを覚えたての頃にフォームの動画撮影をしておき、数ヶ月後に再度同じ種目で撮影をする。
具体的にフォームのどこがどう変わったのか、文章で残しておきつつ、加えて動画で見ることができればより良いデータになるでしょう。
今はスマホでキレイな画質で撮影できますし、LINEなどで共有も簡単。
実際にどう変化したのかを説明する際も動画はとても分かりやすく、クライアントからも好評です。
クライアント自身による記録
私は私でこのように記録を管理している一方、クライアントにも、特に他施設で自主トレをされていたり自分1人でトレーニングできるようになりたいという方にはなるべくご自身でも記録をつけていただくようお伝えしています。
もちろん強制はしていませんし、記録する項目も実施種目・重量・回数・セット数などを書くだけのシンプルなものです。
方法はクライアントによって様々。
こちらで作成してお渡しした記録用紙を使う方。
自身でノートを用意する方(書き方などは初めにレクチャーしています)。
アプリやメモ機能を使ってスマホに記録する方。
また、当ジムでのセッション内容は毎回ホワイトボードに書いているので、人によっては実施重量なども書き足して、それをスマホで撮って記録として残している方もいらっしゃいます。
毎回のことなので、できるだけストレスなく続けられる方法をご提案しています。
トレーニング実技はもちろんですが、こういった事務的な部分もクライアントが自立してトレーニングをしていけるようになるために重要だと考えています。
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宇都宮市のパーソナルトレーニングジム
トレーニングハウス
「ERSTRE(エアストレ)」
代表 工藤 駿(プロフィール)
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◆編集後期
11/6出版の新書が今朝届きました。
これから読んでみます。