#59 ROGUE(ローグ)のグルートハムベンチ「ROGUE ABRAM GHD 2.0」レビュー
当ジムにて使用しているグルートハムベンチ(以下、GHD)はスクワットラックと同じくアメリカ・ROGUE(ローグ)社のもの。
この器具を使った運動に関しては、その重要性やエクササイズ方法を動画付きで以前の記事で書いていますので、ご覧になってみてください。
正直、どこのメーカーかという問題以前に、GHDを置いている施設自体がそれほど多くないので、このレビューに興味のある方もあまりいなさそうですが(笑)、つい最近、親しくさせて頂いているトレーナーの方から「GHDの購入を検討しているのですが、ROGUEのグルートハムベンチの使用感はどうですか?」と聞かれたこともあり、今回はこのベンチの詳細・約1年使ってみて感じたことなどを書いてみました。
GHD詳細
商品の正式名称はタイトルにもあるように「ROGUE ABRAM GHD 2.0」。
GHDはGlute Ham Developerの略で、器具の呼び名としては「グルートハムベンチ」より「GHD」の方が一般的かもしれません。
価格は695ドルと、このクラスのGHDとしては非常にリーズナブルですが、日本に輸入するとなると、送料が商品代と同じくらいかかるので、合計すると結局は日本でネットで買えるGHDと同等の値段になると思われます。
サイズは写真の通り。
重量は約100kg(公式サイトの表記は222LB)です。
調節箇所は2箇所。
前後の長さ調節は10段階、上下の高さ調節は4段階です。
また、スクワットラックと同じくフレームやボルト等のパーツが梱包されて届くので、自ら組み立てる必要があります。
工具などは付属していません(インパクトドライバーは必須です)。
フレームの固定に使う六角ボルトのサイズは全て19mmでした。
良い点
GHD自体が珍しい器具ですし、多くのメーカーのものを使ったことがあるわけではないので、比較は難しいですが、このGHDに関してはスクワットラックと同じくとても頑丈で、組み立て式器具にありがちなガタつき等も全くありません。
購入にあたり、6~7種のGHDを調べましたが、同じ作りや価格帯のGHDの重量は50~80kgくらいでしたので、重量が100kgあるというのはそれだけフレーム等が頑丈であることを示しているのではないかと思います。
ちなみに「マトリックス」や「パワーリフト」といったメーカーのGHDはグルートハムレイズやバックエクステンションだけでなく、リバースハイパーなどのエクササイズも出来るよう設計されており、価格も倍以上、重量も重いものですと130kgくらいあるようです。
イマイチな点
大腿部を乗せるカマボコ型のパッド部分。
グルートハムレイズやバックエクステンションを実施する際には上半身の重さをパッドが接触する大腿部で受ける形になりますが、このパッドが少し硬いため、初めて使う方はちょうどパッドの頂点にくる部分が圧迫され少し痛みを感じる方が多いです。
そんな時は前後の調節箇所を変更して痛くないところで実施します(皆さんそのうち慣れますが)。
以前使ったことのあるメーカーのものはもう少し柔らかかった気がします。
大変だった点
なんといっても組み立てです。
パーツも多く、同封の説明書も小さくて分かりにくいので、完成するまでにかなりの時間を要しました。
基本的に同価格帯のGHDは全て組み立てです。
組み立て不要の完成品をお求めの方は先述した「マトリックス」や「パワーリフト」のGHDを選ぶ必要があるでしょう。
お尻(グルート)や大腿後面(ハムストリング)の筋力を高めておくことは、身体能力向上においても、ヒップアップや姿勢の改善といった見た目の面においてもとても重要な役割を担っているといえます。
もちろん、そのための方法は様々ですが、あまりテクニックを必要とせず、強化ができるGHDはとても有効な器具の1つだと思います。
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宇都宮市のパーソナルトレーニングジム
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◆編集後記
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なお、読み放題書籍はジャンル問わず10万冊以上あるようなので、興味のあるものから少しずつ読んでいこうと思います。