#50 ジム作りに欠かせないゴムマット
トレーニングに必要な器材というと、これまでにもご紹介してきましたように、ラックやバーベル・プレートなどがメインとなりますが、同じように欠かせない器材の一つとして床に敷くゴムマットが挙げられます。
ゴムマットの役割
バーベルやダンベルがあれば、屋外でもフリーウエイトトレーニングできますし、中にはゴムマットを敷いていない施設もあるでしょう。
しかし、安全・効果的なトレーニングをする上でサーフェス(床)の環境は重要です。
ゴムマットには以下のような役割・利点があります。
床・トレーニング器材の保護
マット等を敷かずに、床の上に直接マシンやラック等を置けば当然床にもマシンにも傷がついてしまいます。
また鉄製のプレートであれば、床に置いたり落としたりした衝撃で破損してしまうこともあるでしょう。
防音・防振
バーベルやダンベル等が直接フローリングやコンクリートといった床に接触する音や衝撃はかなりのものです。
ゴムマットを敷くことでこれらはかなり軽減することができます。
グリップ力向上
以前勤めていたある運動施設が、フローリングだったのですが、かなり滑りやすく、特にランジなどの大きな重心移動を伴うエクササイズを実施する場合には少し注意が必要だなと感じていました。
マシンが中心の施設でしたので、結局そういったエクササイズを積極的に行っていくことはありませんでしたが、フリーウエイトエクササイズ中心に実施していくとなると、上に挙げたような器材の保護だけではなく、安全面やトレーニング効果という観点からもやはりゴムマットは必須であると考えられます。
実際にほとんどのジムでマシンエリアはカーペットやフローリングでも、フリーウエイトエリアだけはゴムマットを敷いていると思います。
当ジムで使用しているゴムマット
静岡県浜松市にあるSLDS(セルデス)というメーカーの「ゴムチップマット」です。
大きさや厚みは何種類かありますが、当ジムで使用しているのは、1枚のサイズが50cm × 50cm、厚みが25mmのものです。
ジムのゴムマットは5~10mmくらいのものが多く、25mmというのはかなりの厚みで、重量も1枚で4.6kgとかなり重たいですが、その分しっかりした作りです。
計144枚購入したので、総重量も650kgほどになり、搬入するだけでかなりの重労働でした(笑)。
カラーはこのイエローのほか、ピンクやオレンジ、ブルーがあります。
裏面はこのように隙間のある構造で、これにより、防音や防振の効果をさらに高めてくれるそうです。
また、電気コードなどの配線も通せるようになっています。
使用してみての感想
良い点
様々な種類のゴムマットを試してきたわけではないので、他の製品との比較はできないのですが、先述したような通常のゴムマットの役割は充分果たせていると思われます。
床やトレーニング器具が傷つくこともエクササイズ中に足元が滑るようなことももちろんありません。
また、トレーニング用に限らずですが、ゴム製品はどうしてもゴム特有の臭いが気になりますが、このゴムマットにはほとんどありませんでした。
特にパーソナルジムといった比較的狭い店舗内では、ゴムの臭いがこもりやすい環境といえますので、この点に関しては非常にうれしい誤算でした。
気になる点
裏面の特徴である隙間部分ですが、表面側からここに強い圧をかけると少しだけ沈みます。
普通に歩いたりする分には全く問題ありませんが、動画のようなアブローラーエクササイズなどでは体重のほとんどが細いローラー部分に強くかかるので、若干の沈む感覚を感じます。
また、プレートが接地する場所によっては、デッドリフトといった床にバーベルを置いて行う種目でも、高重量になればなるほど気になるかもしれません(100kgくらいだと少し気になります)。
このメーカーは他に15mmや50mmの厚みのゴムマットもありますが、15mmのものは裏面に隙間のないタイプのようですので、上記のような問題を避けるためには、厚みは少し薄くなりますが、15mmタイプの方が良いかもしれません。
なお、購入にあたって、メーカーの担当の方にはとても丁寧に対応していただきました。
価格もこの質と厚みの中では非常にリーズナブルだと思いますし、ゴムマット購入を検討している方はご相談してみてはいかがでしょうか。
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宇都宮市のパーソナルトレーニングジム
トレーニングハウス
「ERSTRE(エアストレ)」
代表 工藤 駿(プロフィール)
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◆編集後記
ホームページ開設と同時に始めたこのブログも今回で計50回。
ブログテーマはあまり限定せず、思いついたものを自由に書いている感じなので、全ての記事が必ずしもクライアントに向けたものではありませんが(今回のは特にですね…)、自分の中では大事な仕事の1つという位置付けでやっていますので、今後も地道に続けていきたいと思います。