#40 1人のクライアントは1人のトレーナーが担当するべき
パーソナルジムの規模も様々で当ジムのような完全な個人ジムもあれば、以前私も勤めていたのですが、トレーナーが数人在籍している比較的大きなパーソナルジムもあります。
そのような大きなジムではクライアントのトレーニング指導を複数のトレーナーで担当することもあります(その指導の時間に複数人のトレーナーがつくということではなく、日によって指導を担当するトレーナーが変わるという意味です)。
一方、当ジムの在籍トレーナーは私1人。
当然ジムのクライアントのトレーニング指導も全て私が担当しています。
ずっと1人で指導を担当していくメリットは何と言っても「個別性」を最大限に考慮できること。
先日、2年以上ご指導させていただいているクライアントの方から「身体の状態はもちろん、仕事の負荷(かなりお忙しい方です)まで理解してくれた上で、その日のトレーニング内容や量を調整してくれるので大変ありがたい」とのお言葉を頂戴しました。
パーソナルトレーニングなので、このように個別性を考慮してご指導していくことは当たり前のことなのですが、複数人での担当となるとこの部分がどうしてもぼやけてしまいます。
例えば、あるクライアントの指導担当頻度が数週間〜月に1回となると、担当していない間に他のトレーナーがどんな指示を出してどのように変わったのか等がいまいち分からず(実施エクササイズや負荷・量などは記録していれば分かりますが)、結果としてその確認に時間を費やしてしまったり、場合によっては新たに出てきたフォームのエラーや痛みなどを考慮せずにその日のプログラムを進めてしまう可能性もあります。
これでは、目的に対して最短ルートを行く安全で効率的な指導はできません。
クライアントやトレーナーの急な予定変更に対して対応しやすいなど、複数人で担当するメリットもゼロはないですが、パーソナルトレーニングというサービスの根本の強みである「個人に合った質の高いトレーニング指導を提供する」ということにおいては、やはりカウンセリングからプログラム作成、そして実際の指導まで、1人のトレーナーが責任を持って担当するべきですし、これからパーソナルトレーニングを受けたいとお考えの方は、そのジムの指導担当のトレーナーが1人なのか、指名制(?)なのか、毎回変わるのか等のシステムはお調べしておくと良いと思います。
場合によっては毎回トレーナーが変わることで、様々な指摘をしてくれるという考え方もできなくはないですが、一貫した指導でなければかえってクライアントが混乱してしまうだけのような気がしますし、どんなにその日の担当トレーナーがセッションの記録を日誌等に細かく記しておいたとしても、他の担当トレーナー含めた全員が完璧な形で情報を共有するのは難しいでしょう。
もちろん、1人で担当するにしてもそのトレーナーに指導力がなければ、結局はクライアントが不利益を被ることになってしまいます。
なんだか色々と偉そうに書いてしまいましたが、私自身もとにかくひたすら指導力を上げるべく日々精進です。
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宇都宮市のパーソナルトレーニングジム
トレーニングハウス
「ERSTRE(エアストレ)」
代表 工藤 駿(プロフィール)
TEL 028-348-3870
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◆編集後記
とはいえ、当ジムのような”ワンオペ”ジムは私自身が身体を壊すと、クライアント全員にご迷惑をおかけしてしまいます。
日頃から体調管理には十分気をつけなければ…。