前回に引き続き、ジムの器具に関してのお話です。
今回はラック以外のものについて。
正直、普段筋トレをしていない方には全く分からない話題だとは思いますが、例えば野球選手であればバットやグローブ、スパイク、料理人であればフライパンや包丁からテーブルや椅子といったお店の備品まで、どんな分野でも設備や使う道具は大事ですよね。
それが実際にトレーニングを受けていただく方の安全や効果に関わるものなら尚更です。
ジムを作るにあたって、そのあたりをいろいろ考えた上で器具を選んだのだなということだけご理解いただければいいかと思います（笑）。

 

バーベル&プレート

バーベルは日本のUESAKA(ウエサカ)というメーカーのものです。
男子用(20kg)が2本と女子用(15kg)が1本あります。
10kgの練習用バーもありますが、こちらだけは台湾のGYMWAY社のものです。
以前都内のある施設で数ヶ月間トレーニング指導を受けていたことがあるのですが、そこで使用していたのがこのUESAKAのバーでした。
ローレット部分(バーを握った手が滑らないように凹凸加工を施してある部分)がハードすぎず、マイルドすぎず、ちょうど良い感じで使いやすいです。
プレートのメーカーはROGUEやUESAKA、BULL、WILD FIT、Kinseiといろいろですが、全部で400kg分くらいあります。

 

ダンベル

バーベルと同じく、UESAKAのものです。
左側のラック(1〜15kg)は中古で購入したものですが、緩み等もなく状態は良好です。
右側の17.5〜40kgの方はバーベルと同じタイミングで発注しました。
パーソナルジムでは設置スペースや予算の問題から、パワーブロックのような重量可変式のダンベルを置く場合がほとんどですが、使い勝手を考えるとやはり固定式ダンベルにして良かったなと思います。

 

ラットマシン

当ジム唯一のマシンです。
イタリアのテクノジムというメーカーのもので、大手ジムでもよく置かれているマシンなので、見たことのある方もいらっしゃるかもしれません。
上から下に向かって引くというのはバーベルやダンベルでは負荷をかけにくい動きです。
いわゆる「懸垂」がその動きに当たりますが、そもそもかなりの筋力がないと懸垂自体ができませんし、さらに意図したフォームで行うとなると尚更です。
このラットマシンはそこをうまく補完してくれるので、効率良くトレーニングをしていくにはやはりあると便利です。

 

ベンチ類

ベンチプレスやダンベル種目を行う際に欠かせないアジャスタブルベンチ。
ラックとセットで使用できるよう2台購入しました。
どのメーカーのものもそうなのかもしれませんが、世に出回っているベンチは、小柄な女性にとっては少し高さがありすぎるように思います。
今回購入したベンチのシート高は43.5cm。
日本で販売しているものでも同じくらいの高さがあります。
人によっては、ベンチに仰向けに寝たときに踵が床につかないことがあります。
台を置くなどいくらでも対処はできるのですが、ベンチの高さはもう少し低めでもいいような気がします。
ベンチ類はもう一つ、グルートハムベンチがあるのですが、これは別記事で改めてご紹介したいと思います。

 

その他

その他、ジムにあるトレーニンググッズやケアツールです。
お客様の目的やご要望に合わせ、必要に応じて使うことがあります。
メディシンボール・ウエイトジャケット・アブローラー・ディッピングベルト・サスペンショントレーニングキット・ラダー・ミニハードル・デッドリフトジャッキ・プッシュアップバー・炭酸マグネシウム・フォームローラー・ストレッチマット・フレックスクッション　etc.

 
2回にわたって施設の器具についてお話してきました。
世の中には多くのジムがありますが、施設の内装や置いている器具に関しては、特にパーソナルジムのような小規模ジムはトレーナーのコンセプトやこだわりが感じられたりして面白いです。
当ジムもハード面で新たなアップデートがあったときにはまたこちらでご紹介したいと思います。

 
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宇都宮市のパーソナルトレーニングジム
トレーニングハウス
「ERSTRE(エアストレ)」
代表　工藤 駿(プロフィール)
TEL 028-348-3870
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◆編集後記

マンガ「囚人リク」(週刊少年チャンピオン)を電子書籍で購入して全38巻まで一気に読みました。
刑務所からの脱獄をテーマにしたストーリーなのですが、登場キャラがみんな魅力的で面白かったです。
海外ドラマ「プリズンブレイク」の大ファンでもありまして、脱獄モノは結構おすすめです。