#18 トレーニングと傷害予防 Part1

現在、当ジムには一般の方だけでなく、現役のアスリートも数名いらっしゃっています。
彼らのトレーニングの目的は「競技力の向上」と「傷害予防」につながる身体作り。
今回はトレーニングと傷害予防について考えてみたいと思います。

トレーニングと傷害予防

まずは「健康」であってこそ

傷害予防は一見「競技力向上」といった言葉と比べると何となく、トレーニングを行う理由として”惹き”が弱いイメージがあるかもしれません。
しかし、アスリート・一般の方問わず、ケガや故障をして身体のどこかに痛みがある状態というのは非常にやっかいです。
症状によっては日常生活や運動に支障が出ますし、単純に「痛い」という感覚自体が不快なものです。
症状が慢性化することで、二次損傷(患部をかばっていたために別の部位を傷めてしまうこと)の可能性もあります。
通院や治療、投薬が必要なこともあり、経済的・時間的なコストといった問題も出てきます。
アスリートだけではなく、デスクワークの一般の方だって身体が資本。
日常においてアスリートほどケガのリスクに晒される環境ではないでしょうが、やはり身体は強いに越したことはありません。
競技や仕事で良いパフォーマンスを発揮するためにはまず「ケガをしない・しにくい身体」であることも重要な要素の一つです。
※「健康」が意味する範囲は実際にはとても広いのですが、ここではケガや故障がない状態という意味で使っています。

 

スポーツは健康に良い?

一般的には身体を動かすことは健康に良いイメージがあるかもしれませんが、スポーツとなると話は別です。
野球やサッカー、ラグビーを思い浮かべてみてください。
全速力で走る・高く跳んで着地する・思い切り相手にぶつかる…。
身体に良いわけがありませんね…。
また、相手とのコンタクトがないマラソンのような競技でも、接地の瞬間は身体に何倍もの負荷が同じ箇所にかかります。
実際、走り過ぎによる疲労骨折や腸脛靱帯炎等を発症するランナーも多いです。
これらのことからも、スポーツは身体に対して健康といえるレベルの負荷を明らかに超えていることが分かります。

そんな中でハイパフォーマンス発揮、そして長く競技生活を続けていくためには、やはりいかにケガをしない・しにくい身体を作るかを考える必要があります。
「練習時間や頻度のコントロール」「競技動作の改善」「栄養や睡眠といった日常生活の改善」「用具の問題」などアプローチは様々かと思いますが、当然そこに「適切なトレーニングによる体力の向上」というのも入ってくるでしょう。
Part2では具体的にトレーニングがどう傷害予防につながってくるかをお話ししたいと思います。

 
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宇都宮市のパーソナルトレーニングジム
トレーニングハウス
「ERSTRE(エアストレ)」
代表 工藤 駿(プロフィール)
TEL 028-348-3870
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◆編集後記

今の時期、花粉が多いようですね。
私は大丈夫なのですが、お客様の中にひどい花粉症の方が。
特に10レップのスクワット時はホントに辛そう…(分かる人には分かるハズ)。